初めてビリヤードへ行く人へ
ビリヤードって何?って質問すると、ビリヤードを詳しく知らない人の多くはきっと「細長い棒で球を突いて穴に入れる遊び」なんて答えられる人が多いのではないでしょうか。
かなりおおまかに言えばその通りですが、ここではもう少しだけ詳しくビリヤードについて説明してみたいと思います。
ビリヤードの種類について
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まず、ビリヤードにはいくつかの種類があるということから説明してみたいと思います。
ポケット(ビリヤード)1〜15までの番号が描かれたカラフルなボールと真っ白いボールを使って、テーブルの穴にボールを落としていくゲームです。 現在日本では一番ポピュラーなビリヤードの種類で、1986年にトム・クルーズ主演の「ハスラー2」(原題はColor of Money)という映画のヒットにより日本でも大人気となりました。 |
キャロム(ビリヤード)白、黃、赤のボールを使って、穴の無いテーブルでボールをボールに当て得点を競います。 |
スヌーカー各1個の黄、緑、茶、青、ピンク、黒、白、そして15個の赤いボールを使って、テーブルの穴にボールを落としていく「スヌーカー」。 詳しくはこちら |
ビリヤードが出来る場所について
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ビリヤードをしたことが無い人にとって、ビリヤード場は未知の世界。
そこでビリヤードってどこへ行けば楽しめるの?っていう素朴な疑問を持っている人に、ビリヤードが楽しめる場所とその特徴について説明したいと思います。
最近の日本で、ビリヤードが出来る場所は「ビリヤード場」「インターネットカフェや漫画喫茶」「ボウリングなどの複合施設」のいずれかであることがほとんどです。
1. ビリヤード場
- ビリヤード場はダーツが併設されている場合が多く見られますが、基本的にはビリヤードを楽しむ場所専用として作られています。そして店員さんの中にはプロ選手やアマチュアの上級者がいて、ビリヤードに関するさまざまな専門知識や技術を持っている人がいる場合があります。ビリヤードに興味がある人や、上手になりたいと思う人本格志向の人にビリヤード場はとてもオススメです。
また、ビリヤード場によってポケット(ビリヤード)のテーブルだけではなく、キャロム(ビリヤード)やスヌーカーのテーブルも設置されているお店があります。
2. ボウリングなどの複合施設
- ボウリングや卓球やフットサルやゲームセンターなどの複合施設の一部にビリヤードが楽しめる場所もあります。
家族で遊びに行った際に「ビリヤードをやってみよう!」とビリヤードに気軽に挑戦するにはとても良い場所だと思います。
3. インターネットカフェ/漫画喫茶
- インターネットカフェや漫画喫茶に併設されている場所は、友達や兄弟や恋人と遊びに行った時に「ビリヤードでもやってみよう!」と気軽にビリヤードに挑戦するにはとても良い場所かもしれません。
店員さんに「ビリヤードをやりたい」と伝えて、キューなどの道具を借りてプレーしましょう。
4. ビリヤード場の今と昔
- 昔は一部のビリヤード場のイメージが悪かったことがあったため、今でもビリヤード場に対してあまり良くない場所だというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、ビリヤード業界全体の努力によって、現在は健全な遊戯施設またはスポーツ施設として経営されています。
最近では高齢者が天候に左右されずに手軽なスポーツの一種としてビリヤードを始める人も増えてきて、老若男女を問わずに楽しめると人気が高まっています。
ビリヤード場についての基礎知識
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初めてビリヤードに挑戦する人は、まず店員さんに相談してみて下さい。
インターネットカフェや漫画喫茶ではちょっと難しいかもしれませんが、ビリヤード場であれば経験者や超初心者に必要なことは全て教えてもらえるので、必ず相談してみて下さい。その説明をより理解しやすいようにするために、少しだけビリヤードへ行った時に知っておいた方が良いことを説明しておきます。
1.プレー料金
- まず一番知っておきたいのは「料金はいくらするの?」ということ。
基本的にビリヤードはプレーする人ひとりひとりに対して、プレー時間に応じて料金が計算されます。例えば、友達と二人でビリヤードへ行く場合、1時間600円のビリヤード場であれば、1人分の料金が600円で、2人分だと1200円ということになります。お店によって最初の1時間は600円で計算されて、それ以降は10分単位で100円ずつ加算されるという計算されるという料金体系もあるので、必ずプレーをする前に料金について店員さんに確認しておきましょう。また、学生割引や平日割引や深夜割引などの特別料金もあるので、お得な料金でプレーできるお店もあります。
2.道具のレンタル
- ビリヤードに必要な「撞くための棒(キュー)」「チョーク(すべり止め)」などは無料で借りることができます。
3.プレーに関する説明
- ビリヤード場では、店員さんやインストラクターが無料で基本的なルールやプレーに必要なことを教えてくれます。全く何もわからずにビリヤードをしても面白さは半減してしまう上に、道具を壊してしまったり、思わぬ怪我をしてしまう危険性もあるので、未経験者や初心者は特に遠慮なく店員さんに相談しましょう。
4.レッスン
- 基本からしっかりと学びたいという人や、上達してかっこ良くプレーしたいという人には、ビリヤード場などで開催されている初心者向けのレッスンがオススメです。
ビリヤード用具についての基礎知識
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ここでは、ビリヤードの用具の名前や使い方などを説明します。
1.ボール
昔は木製だったり、象牙製だったこともあるビリヤードのボール。今は全てプラスティック製になっています。プラスティックと言っても、欠けたり割れたり歪んだりしないよう に、硬質プラスティックで作られています。
また、大きさや重さも各種ビリヤードの組織によって厳格に決められています。また、硬くて重さのあるボールをふざけて投げたり、人に向かってぶつけたりすると、思わぬ大怪我をする危険性があるので、絶対にやめましょう。
2.キュー
ビリヤードでボールを突く(撞く)時に使う棒のことを「キュー(Cue)」と言います。
ほとんどのキューは木製で、安いものでも1万円くらいで、プロ選手が使用しているもので10万円〜40万円くらい。
カスタムキューなどと呼ばれる高価なものは100万円を超えるものまであるので、キューは丁寧に扱わなければならないものだと覚えておきましょう。
3.テーブル
ビリヤードの種類にによって大きさや形状が異なるビリヤードのテーブル。
ビリヤードのテーブルは50万円くらいするものから、100万円を超えるものもあり、キューと同様にとても高価です。
テーブルは平らでボールがスムースに転がる状態でなければならないので、ビリヤード場ではテーブルの状態を良好に保つために清掃したり修理したりしています。
特にテーブルの上のボールが転がる布(ラシャ)は汚れたり破けたり穴が開いたりしてしまうと、張り替えなければなりません。
もしも汚したり、穴を開けてしまった場合には、その修理にかかる実費を請求されることになる場合もあるので、十分注意してプレーしましょう。
4.チョーク
キューの先端(タップ)につけるチョーク。
これはすべり止めの役割を果たし、キューでボールを撞いた時にキューの先端がボールの表面で滑って上手く撞けない失敗を防止するためのものです。
チョークをつけずにボールの表面でキューの先端がテーブルの布(ラシャ)破いてしまう危険性を軽減する可能性もあります。
これは初心者でも上級者でも同じことなので、初めてビリヤードをする時からしっかりとやりましょう。
5.メカニカルブリッジ(レスト)
撞こうとするボール(手球)が届かない場所にある時に使う補助器具の名前です。
その見た目から「熊手(くまで)」なんて呼ぶ人もいますが、正式な名前は「メカニカルブリッジ」とか「レスト」と言います。
ビリヤード場のテーブルには必ず設置されているので、ムリな体勢で無理やり撞かずにメカニカルブリッジを使うようにしましょう。
ムリな体勢で撞くと、テーブルの布(ラシャ)に穴を開けてしまったり、思わぬ怪我をする可能性があるのでムリは禁物です。
プレーについての基礎知識
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1. 交代で順番にプレーしましょう
- ビリヤードは「失敗したら交代」が原則ルールです。
2. 座って順番を待ちましょう
- 相手がプレーしている間はイスに座って順番を待ちましょう。
3. 他のテーブルの邪魔をしないように気をつけましょう
- テーブルの側に立って順番を待っていると、隣のテーブルのプレーの妨げになってしまうので、必ず座って順場を待ちましょう。
4. 大きな声で騒がない
- ビリヤードは紳士のスポーツ。周囲のプレーヤーのショットの邪魔にならないように大きな声で騒いだりしないようにしましょう。
5. 道具は大切に扱いましょう
- キュー(ボールを撞く棒)もテーブルも数10万円以上する高価なものばかり。万が一壊してしまったら大変ですから、借りた道具や他のプレーヤーの道具を傷つけたり壊したりしないように気をつけましょう。
6. チョークはショットする毎に付けましょう
- チョークは毎回付け直すようにしましょう。
7. 相手のプレーを褒めましょう
- お互いに楽しくプレーするために、相手のプレーを褒めて否定的なことを言ったり無理矢理教えたりするのはやめましょう。
8. プレーだけなくマナーで褒められましょう
- プレーだけではなくマナーも褒められるプレーヤーになることを目指し、初心者から尊敬される言動を心がけましょう。